食品ロスについて

フードバンク
現代の日本では品質や安全性に問題がないのに処分されている国内の食品(食品ロス)は年間522万t(令和2年農林水産省)と言われています。
その内事業で出る食品ロスは半数を占め、「流通時の梱包の破損」「包装の印字ミス」「賞味期限が近い」などの理由で買い手に渡らないものがあります。
回収した食品は処分するにも経費が発生するため各企業の課題のひとつとなっています。
同様にさまざまな理由で店頭に並べられないお野菜などの農作物もある一方、生活に困窮し日々の食事に困っている人もいるのが現状です。
フードバンクとはそんな食べることのできる食品を必要とする人に結びつける団体・活動です。
オレンジハートでは発足当初よりこの活動に着手し、子育て家庭への支援として併せて取り組んでいます。

多くの企業・団体、個人の方からご提供頂いています

提供団体(敬称略)

株式会社マルイ
株式会社タナベ
中国電力株式会社
アルフレッサファーマ株式会社
津山中央病院
岡山コープ林田
JA青壮年部・女子部
イズミ津山店
極楽寺・清瀧寺
ゼンコウ
株式会社清水屋食品
蒜山酪農農業協同組合他

提供された食品は必要とされている子育て家庭や福祉施設などへお渡しするほか、子ども食堂の食材として活用しています。

フード&ライフドライブ

昨今活発になってきた活動がフードドライブ・ライフドライブです。
年間の食品ロスの内、家庭で出る食品ロスは半数近くにのぼります。
頂いたお中元・お歳暮等がそのまま眠っていたことはないでしょうか?
そうした未開封の食品(フード)も必要としている生活困難な家庭へお渡し(ドライブ)することでロスの削減へ繋がります。
食品のみならず日用品や文具、衣類なども生活(ライフ)に必要なものです。
捨てるにはもったいないものは、誰かのありがとうに変わる可能性があります。
ありがとうが増えることで社会に笑顔を増やしていきたいと私たちは取り組んでいます。

食品提供のお願い

オレンジハートにて毎週お持ち込みを受け付けています!
毎週火・木10~12時
岡山県津山市山北391-6

〇お持ち頂きたい品
〇缶詰、瓶詰
〇インスタント・レトルト商品
〇食用油、塩、砂糖、調味料各種
〇飲料(水、ジュース、コーヒー等)
〇乾物(ふりかけ、お茶漬け、のり等)
〇ギフトパック(お歳暮、お中元等)
〇粉ミルク、離乳食
〇生活用品(ティッシュ、おむつ等)
×お受けできない品
×賞味期限が1ヵ月を切っているもの
×賞味期限が明記されていないもの
×開封されているもの
×破損で中身がでているもの
×2年以上経過した米
×生鮮食品
×温度管理が必要なもの

かぼちゃん企画

始まりはひとつの思い込みからでした。
ある時かぼちゃの寄付をいただき、

「若いお母さんはかぼちゃ大きい丸いままは喜ばないだろう。
 切るのも大変だろうからカットして渡した方がいいのでは?」

と考え四等分にしたものを用意しました。
ところがほとんどの方が丸ごとを希望されたのです。
皆さんかぼちゃがお好きなのかと伺うと「栄養が豊富。」「ボリュームがある。」「保存がきく」「料理の幅が広がる」とのお話。
思い込みを反省し「かぼちゃを一人1個は用意しよう!」とこの企画が始まりました。

本企画はオリジナルデザインTシャツを販売し、収益でかぼちゃの種や苗を購入。
地域の方に育てていただき一部を寄付してもらう新たな試みです。
グループが休耕地を活用して新たなコミュニティーの場として、時には、保育園のグリーンカーテンとして人の輪が広がる取り組みができました。

津山JA青荘年部がコラボもしてくださいました。

2022年に試みたこの輪は当初の想定を超えた大きなものとなりました。
700個を超えるかぼちゃが集まり、10月のフード&ライフドライブにて一人2個の配布ができました。
昨今の情勢から社会は、困窮する個人、家庭の激増が予想されています。
だからこそ、さまざまな支援団体を中心に、市民とつながり行動し協力しあう新しい動きが必要となってきています。
私たちは今後もかぼちゃん企画を継続していきます。
市民間で「お互い様」の関係が「気づき愛いを!」生んでいきたいと思います。